ゼラニウム(ニオイテンジクアオイ)
英名:Geranium
学名:Pelargonium graveolens
科名:フウロソウ科
主産地:フランス、スペイン、モロッコ、エジプト、イタリア、南アフリカ
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
成分の一例:シトロネロール、ゲラニオール、リナロール、イソメントン
ノート:ミドルノート
<香りの特色>
甘くフレッシュで、ほのかにローズの香り
ニオイテンジクアオイは、昔からすばらしい治癒力をもつ植物としてみなされ、傷薬として使われていました。さらに、何世紀もの間、人々はこの植物の力を信じて家のまわりにこれを植えて、悪霊を寄せつけないようにしていたということです。
十九世紀はじめに、フランス人がゼラニウム油の商業的な生産を始めました。でも、現在では、この精油の大半はかつてブルボン島と呼ばれた、南西インド洋上に浮かぶ香りの島、レユニオン島で生産されています。この芳香は香水と石鹸によく用いられ、また多くの芳香を模造するのに使用されています。
<治療上の特性>
強壮作用、血管収縮作用、血糖値低下作用、抗うつ作用、抗凝血作用、細胞成長促進作用、殺虫作用、止血作用、収斂作用、消毒作用、鎮痛作用、デオドラント作用、瘢痕形成作用、皮膚軟化作用、癒傷作用、利尿作用
★心にたいする働き
神経系の強壮剤になり、不安と抑うつを鎮め、精神を明るく高揚させます。心のバランスをとってくれるので、ストレスを和らげ情緒不安定を癒してくれます。
★体にたいする働き
特に内分泌系(ホルモン分泌)調整作用に優れていて、生理のリズムの乱れを整えたり、生理前症候群や生理痛、更年期障害をやわらげるのに効果をあらわします。また、利尿特性により、体内の体液滞留を溶かし分解して自然な排出を促したり、取り去ってくれる働きもあります。
☆肌にたいする効果
ゼラニウムは肌の油脂分泌バランスを整えてくれるので、どんな肌のタイプにも効果的です。湿疹やヤケド、白癬なども好転させるでしょう。また、おとろえた肌、脂性肌にもよく、肌全体の浄化剤になります。血液の流れを改善してくれるので、顔色の冴えない肌の血色をよくします。
●注意すること
ホルモン系の働きを規則的にする作用があるので、妊娠中は使用を避けて方がいいでしょう。
ブレンドしてよく合う精油
オレンジ、キャロットシード、クラリセージ、グレープフルーツ、サンダルウッド、シダーウッド、シトロネラ、ジャスミン、ネロリ、バジル、プチグレン、ベルガモット、ラベンダー、ローズマリー