ラベンダー

英名:Lavender
学名:Lavandula angustifolia、Lavandula officinalis
科名:シソ科
主産地:フランス、イギリス、ユーゴスラビア、イタリア、ブルガリア、オーストラリア
抽出部位:葉と花
抽出方法:水蒸気蒸留法
成分の一例:酢酸リナリル、リナロール、ラバンジュロール
ノート:ミドルノート


<香りの特色>
ウッディーかつフローラルで、甘くくっきりした香り

ラベンダー油はアロマテラピーでもっともひろく使用される精油のひとつで、古い昔から治療に使われてきました。ローマ人はラベンダーの消毒作用を尊び、これを浴槽に入れて沐浴し、創傷を洗いました。実際、ラテン語「Lavare」は、「洗う」という意味です。
20世紀はじめ、フランスの化学者ガットフォセの、偶然によるラベンダー油の驚くべき皮膚治癒特性の発見により、今日のアロマテラピーへの道が開かれたと言ってもよいでしょう。

<治療上の特性>
強心作用、強脾作用、駆風作用、血圧降下作用、解毒作用、健康回復作用、抗ウイルス作用、抗うつ作用、抗痙攣作用、抗神経障害作用、抗リウマチ作用、細胞成長促進作用、殺菌作用、殺真菌作用、消炎作用、消毒作用、胆汁分泌促進作用、鎮痙作用、鎮静作用、通経作用、デオドラント作用、発汗作用、瘢痕形成作用、鼻粘液排出作用、分娩促進作用、癒傷作用、利尿作用


★心にたいする働き
すぐれた鎮静作用により、ストレスからくる緊張をほぐして精神のバランスを整えてくれます。
ルドルフ・シュタイナー(ドイツの哲学者・思想家)は、ラベンダーは物質体、エーテル体、アストラル体の三つを安定化させるとし、心理学的な不調をいやす効果をこれが示すと唱えました。

★体にたいする働き
鎮静作用により血圧を下げ、心拍を鎮めることから、不眠症に効果的です。痛みを和らげる特性により、筋肉の痙攣をなおすのに有効です。また、ねんざ、リウマチなどの痛みにも効き目があります。
気管支炎、喘息、カタル、かぜ、咽頭炎などの障害に有効にはたらきます。抗ウイルス特性により、感染症にかかりにくくします。
また、少量月経や月経痛のような月経上の障害や白帯下に役立ちます。さらに、脾臓と肝臓を浄化するはたらきがあるといわれています。
ラベンダー油は、体全体の免疫力をあげる効果のある精油といわれています。
また、殺虫剤としても有効で、ガをはじめいろいろな虫を寄せつけないことでも有名です。

☆肌にたいする効果
新しい細胞の成長を促すとともに皮脂の分泌のバランスをとる働きがあるので、あらゆるタイプの肌に有効です。とくに、ヤケドと日焼けのし過ぎをなおす力では有名です。また、にきび、湿疹、乾癬にも役立ちます。さらに、膿瘍、おできをよくする働きがあり、真菌の増殖、腫脹、瘢痕、瘢痕性創傷などを最小限に抑えてくれます。また、効果的なヘアトニックとなり、脱毛症に効き目があるといわれています。

●注意すること
低血圧の人や妊娠初期の使用は避けましょう。

ブレンドしてよく合う精油
オレンジ、カモミール、クラリセージ、シトロネラ、ジャスミン、ゼラニウム、タイム、パイン、パチュリ、ベルガモット、マンダリン、レモン、ローズマリー